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クツナ先生のカウンセリング日記

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高校中退 73000人高校生の不登校は約53000人、高校退学は約73000人。2007年の文部科学省の発表です。この中の50名ほどが私たちの学園に来ているのかという訳ではありません。私たちの学園には、転入の生徒がほとんどです。一度やめてそれから改めて入ってくる生徒は編入と言いますので、73000人の中の5名ほどが私たちの学園に通ってきていることになるわけです。
 彼らがどこでどのような生活をしているのでしょう。誰もその後の彼らの追跡調査はしていないと思います。その後の彼らがどんな状態なのか、多くの引きこもりの青年と会っていると、社会に取り残された彼らの実態が分かります。家族からはうとまれ、親類の集まる場所からは遠ざけられ、家の中で長い時間を過ごしています。なぜこうなった、なぜ社会に出ていけない、なぜこんな生活をしなければならない、なぜ家族も理解してくれない、なぜ自分はここにいる、なぜ同級生は成功して社会の表にいる、なぜ自分には・
・・自分を責め、苦しんでいます。社会の支援はもっともっと必要です。
だれでもよかったと言う青年の事件この8年、子どもたちと会って、話をしていて家族の中でのコミュニケーションの難しさを感じます。「そんなつもりではなかった」「そういう意味ではなかった」「そんなふうに受け取られるとは思わなかった」・・家族の中でさえ会話がうまく伝わらないような場面があります。他人なら我慢もするところが、家族だからこそ我慢できない時もあるでしょうし、家族だからこそ、親だからこそ言えない言葉もあります。年齢が30歳も過ぎますと、親の育て方に不満も持つ人もいるでしょうし、反対に親に何も言えない人もいます。家族とは本当に難しいです。幼児への虐待も親子の中で起きます。母親になるのは難しい、でも周りの人の理解があれば、「だれでもよかった」と言った事件は防げるのです。
 青年は親の壁を求める時があります。自立の時は親の壁を求めます。でもその親が大人になっていない人であったら、家族の中での平和が壊れてしまいます。どこから解決策を取っていったらいいのでしょうか。問題が山積みです。今日も一人の生徒の進路が決まりました。この社会の荒波に負けないようにがんばっていってほしいですね。
中学2年教諭暴行 豊橋に思う静かな教室、学校に聞こえる怒声、わめき、・・他の子どもたちはまた静かにその騒ぎを懸命に心の中に抑える・・私の勤めていた学校にも同じことが起きていました。まるで目の前に見えるように思い起こされます。
 子どもたちも、先生方も辛く悲しく大変な状況だと思います。その中学がどのような対策をしているのだろうと思います。
 私は最後には私ひとりでそうした荒れる生徒を対応していましたので、荒れる子供の心が少しはわかる気がします。彼らだってこうはなりたくなかったのです。教師側に壁がなかったこともあると思います。いけないことはいけない、そしてその他は子どもの心に添うことは大切です。すべて悪いと言うことでいつも子どもの心に近づかないことは、子どもが悪いことをした時に、その行為を止めるときに大きな壁を子どもが見つけられないから、警察事件になってしまうと私は思います。校長先生が学校に警察を呼び、争いの最中に駆け込んで来ました。警察官が私に向かって「お母さんですか」と言った言葉に私も生徒もなんか不思議な気持ちになってしまったのを思い出します。子どもたちは事件を起こしたくて起こしているのではありません。そうでもしないとイライラする原因を、大人がつかむ努力をする必要性を感じます。
母の顔を見ると殴りたくなる憎くはないと思う日、憎いと思う日、甘えたいと思う日、でも顔を見ると殴りたくなると言う少年。不登校になって約2年。中学3年のこの時期は、子どもの心に変化が出てくることが多いです。同級生が高校への進学に向かうころ、自分はその世界から置いて行かれる不安、焦りでイライラが出てきます。自分の進路はどうなるのか、学校は公立の高校へは難しいと言います。出席が大きな障害になることはわかるから、勧められないのです。なんとか不登校枠のある私立の高校なら入学はできるでしょう。でもそこからやはり毎日の出席はそこでも求められます。毎日行ける子はここから変化をしていきます。中学のまた小学校の不登校からの脱却ができる子とできない子との違いがあります。自分がどういう人間かを自分で理解した子は次のステップに進むことができます。でもこの進路の大きな岐路に立つ段階で、自分を理解、意識できていない子どもは家の中で自分と家族と社会と闘っていく方法しか残されていないのです。それが時には家庭内暴力となって出てきます。
母の顔を見ると殴りたくなるという少年の心の中に、だれか周りの大人が寄り添ってあげることが早急に求められます。家族の中だけではこうした思春期の少年の心をつかむことは難しいです。
小さな学園で大きな幸せ昨日に続き、今日も幸せでした。スタッフの人たちから誕生日プレゼントに真っ赤なバラの花をいただきました。そして添えられているカードの言葉に「ママさんに出会って、辛くても苦しくてもそれでも生きたいと思えるようになりました」「ママさんに出会えたことは私にとってとてもとても大きな出会いでした」「ママさんとの出会いは私の人生にとって素敵な出会いであり、深く感謝しています」「ママさんとの出会いが良い変化のきっかけになりそうだと思います。ありがとうございます」「ご迷惑をおかけしても面倒をみてくれて感謝しています。ありがとうございます」「日頃、ご迷惑をおかけしていますが、本当に感謝しています。今後ともよろしくお願いします」・・・小さな学園ですが、家族のように暮らしています。20代から30代の青年です。このスタッフさんたちが私と出会って、私も彼らの若さに支えられています。人間ですもの、苦手さや失敗もあります。だれでも同じです。できることもできないこともあります。来年はまた二人ほど増える予定です。小さな学園ですが、大きな人の手で結び合っているように思います。
今日は庭に子どもたち、スタッフとパンジーの花を植えました。
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kutsuna
所在地 愛知県
「りんごは青い」と言った子どもに、教師が「りんごは赤いものだ」と正した話を聞きました。感じ方は一人ひとり違ってあたりまえですし、実際、青いりんごもあるのです。
 普通とは何でしょうか?人と違うとは何を意味するのでしょうか?その子は翌日から学校へ行かなくなりました。一般的であれば、誰にも理解されやすく社会の中では生きやすい、そういうことかもしれません。しかし、形にはめて強いるものではないのです。みんなと違ったものを排除する。そんな傾向が多く見られるような気がします。
 排除されたこの中には、案外個性を伸ばして大成する子もいるかもしれません。しかし、生き方を身につけていない未熟な魂は、方向を失ってさまよいます。
 そんな子どもたちを「放ってはおけない。救わなくては。」と、校内で暴力をふるったひとりの問題児を引き受けたのがきっかけで、ついに自宅を開放して、フリースクールを始めました。

 今までに関わってきた子どもたちはこの5年間で、530人を超えました。「死にたい」と言い続けてリストカットを繰り返す少女や、「誕生日に自殺する」と宣言する少年など。悩む原因が何なのか分からないこともあります。
 しかし、そんな彼ら、彼女たちにも、たった一人の、たった一人の一緒に悩み、考えてくれる人が居れば、安心して眠ることができるのです。
 私たちはそんな子どもたちを「家族」として迎え入れ共に悩み、共に考えながら活動を続けています。
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