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クツナ先生のカウンセリング日記

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2008年03月
家の中で一人でも長いひきこもりや不登校になって子がいると、親はもちろんその兄弟、姉妹を含めて家族はどのようにその子に話しかけていいのか、どの言葉に反応し、どの行動にイラつき、何の原因で喧嘩になったとか毎日が不安やら、ストレスやらでいっぱいです。
 家族の気持ちも十分に分かります。ひきこもる子の気持ちも分かります。
先日、家族全員がそろって相談にきました。どう本人に対して話していいのか、共通の意識を持ちたいということでした。また大きなもう一つの理由は両親の歳のこともあり、今度は自分たち兄弟、姉妹がその子をかかえなければならなくなる不安やら問題やらが現実性を持って出現してきたからです。
 不登校、引きこもりの一人を支えるのみではなく、家族への対応の中で
本人がどう考え、どう思い、どう家族と接してほしいかを本人とも家族とも話します。難しいのは、発達障害が根にある場合です。非行とか環境とか家族の少しの子育ての変化によって変わるとか、学校の先生や校長先生の対応に協力してできる支援なら、まだ問題は少ないと私は思います。しかし、人とのコミュニケーションや対人恐怖、視覚過敏や、感覚過敏など実に感覚への過敏も人により、さまざまですから、一家族への対応にも時間がかかってしまうし、家族も同じような感覚を持っている場合は尚更時間がかかります
相談の中で思うことは子育てにはマニュアルがないということです。30年の学校現場でも同じようなことは多く経験しました。私は国語と英語の免許を持っていますが、同じ教材でも子どもたちの反応は7クラス全部違います。同じ質問でもさまざま答えが出てきますし、それに応じたクラスの中の授業展開もさまざまです。だから毎時間、同じ教案ではできなく、それがまた新たな考えとなって、教室に入っては、子どもたちと共に揺れ動きます。
 これと同じだなといつも思います。大人がまたは親が考えを持って、さあ子どもに向かおうと思っても、なかなかうまくいかなかったことがあると思います。教科書どおりになる子育ては子どもサイドにも親サイドにも無理なしこりを残してしまう気がします。親の勉強と試行錯誤も必要ですね。
 どの家庭にもその家庭に合った子育てがあっていいと思います。ただ、親御さんの中には、「先生、家では何のしつけもしてないから、先生宜しくお願いします」と言われる方もありました。家でのしつけ、集団の中でのしつけはあります。家でしか、また集団の中でしかできないこともあります。
 家での父、母の役割と協力の崩壊がある家庭もあります。子どもが可愛くない、泣くとうるさいと殴る親がいます。子育ての前にそのような親になっている大人への支援が、海外のように普及する必要性があります。
「私の周りには、私の理解者がいない。本心を話せる人がいない。私の周りの人は人を責めるか自由を奪うか強要することしかしない。自分に過失があるなんて思わない。また中途半端な優しさをたまに与えてくる。」さらにこの子どもの心は「小さな血でもいいから見たい。」ストレスの発散方法がないこの子はリストカットと薬の多飲を繰り返していました。やっと今止まったばかりでした。でも周りの人の一言がまた再びこの子を死との境に追い詰めてしまいました。
 家にいる子どもの気持ちを理解してほしいのは家族です。子どもたちは好きで家にいるのではありません。自由を楽しんでいるのではないのです。同級生がどんどん昼間の世界で脚光を浴びていく。自分の姿を鏡で見る。誰も話しかけてくれない。夜の周りが見えない世界で一人でいる悲しさ、むなしさ。家の中の自由は、自由という名の拘束です。
 どうしたら「家族」になれるのか。次回からはこのテーマで私の思うことを書いてみたいと思います。
いつになったら、この子を救えるのでしょう。
いつになったらこの子に笑顔をもどせるのでしょう。
どうしたらいいのかいつも考えます。
そばにいることしかできない時もあります。
病院のベッドの横に座ることもあります。
家に駆けつけることもあります。
「なぜ助けたの」と言われたこともあります。
変わることのできない障害には、薬は効きません。
病気ではないから薬は効きません。
あなたはあなたのままでいいと思います。
でもこの言葉は見捨てられた気がするのだと思います。
理解できますが、なかなか一人を救うのも難しいですね。
 今日は中学3年生の定時制学校の発表日。
通信サポートの私の学校でも救える子もいますが、
また長い不登校からひきこもりへと自分だけで苦しむ子が
増えル日でもあります。
フィリピンの夜に一人の子と話したときです。この海外研修は多くの子と話す機会があります。移動の車の中もアパートの中でも。「親を見ていると、イライラしてくる。」そしてもうどうにもならないところにまで来ている感じでした。帰りの飛行機の中、そして豊橋駅にと自宅にどんどん近付いてくるにつれ、顔色が悪くなってしまいました。帰りの保護者への連絡がまだこの子だけしてありません。「ママさんスクーリング、もっと行ってもいいですか」との突然の声。目からは涙が流れています。この答は最後にもう一度「おうちの人にママさんから、連絡しましょうか?」と問いかけた時の答えでした。スクーリングはレポート学習に来ることです。週4日私たちの学校は開いています。小学生の多い日も中学生の多い時も高校生の多い時も、曜日によって違います。家よりも学校がいいのなら、来てもかまいません。子どもたちの居場所なのですから。「親が嫌い」海外からの帰り、7日目に会えるのに、この子は泣きながら家に帰る。モンゴルのマンホールチルドレンの子ども達みたいに、家は彼らの居場所ではなく、多くは虐待され、性的被害を受け(今回訪れた孤児院でも性的被害を受けて家から逃げてきた子が守られているところでもありました)マンホールに住む子の話を見たことがありますが、家庭は「泣けるまでに嫌」な子もいるのです。
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kutsuna
所在地 愛知県
「りんごは青い」と言った子どもに、教師が「りんごは赤いものだ」と正した話を聞きました。感じ方は一人ひとり違ってあたりまえですし、実際、青いりんごもあるのです。
 普通とは何でしょうか?人と違うとは何を意味するのでしょうか?その子は翌日から学校へ行かなくなりました。一般的であれば、誰にも理解されやすく社会の中では生きやすい、そういうことかもしれません。しかし、形にはめて強いるものではないのです。みんなと違ったものを排除する。そんな傾向が多く見られるような気がします。
 排除されたこの中には、案外個性を伸ばして大成する子もいるかもしれません。しかし、生き方を身につけていない未熟な魂は、方向を失ってさまよいます。
 そんな子どもたちを「放ってはおけない。救わなくては。」と、校内で暴力をふるったひとりの問題児を引き受けたのがきっかけで、ついに自宅を開放して、フリースクールを始めました。

 今までに関わってきた子どもたちはこの5年間で、530人を超えました。「死にたい」と言い続けてリストカットを繰り返す少女や、「誕生日に自殺する」と宣言する少年など。悩む原因が何なのか分からないこともあります。
 しかし、そんな彼ら、彼女たちにも、たった一人の、たった一人の一緒に悩み、考えてくれる人が居れば、安心して眠ることができるのです。
 私たちはそんな子どもたちを「家族」として迎え入れ共に悩み、共に考えながら活動を続けています。
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